薬の一般名と商品名

薬には一般名と商品名があります。一般名は薬の有効成分の名称です。商品名はその薬を発売している登録商標です。特許が切れた先発品に対する後発品(ジェネリック薬品)が発売されるようになり、処方箋に一般名が記載されるようになりました。

例えば、抗うつ薬の一種であるパキシルという商品名の薬を例にとってみましょう。

一般名(成分名):パロキセチン塩酸塩

先発品の商品名 :パキシル

後発品の商品名 :パロキセチン塩酸塩「会社名

上記の様な関係になります。パキシルはこの薬を開発し特許を持っているグラクソスミスクライン社の商品名です。パキシルという商品の成分の名前はパロキセチン塩酸塩であり、後発品(ジェネリック薬品)の名前は一般名+「会社名」という表記になることが多く、例えばパロキセチン塩酸塩「明治」といった表記になります。

当クリニックでは基本的に一般名処方をしていますので、調剤薬局で先発薬品にするか後発薬品にするかを選択してください。後発薬品の方が値段が安くなっています。

因みにジェネリックには「ブランドに囚われない」といった意味があり、有名デザイナーがデザインした家具も特許が切れた後にジェネリック家具として発売されているのを見かけることがあります。

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