滋賀の食材手帖を読み進めています。滋賀県は古くから香り高い銘茶の産地なんですね。805年、最澄が唐より茶の実を持ち帰り、比叡山麓の大津市坂本(日吉大社あたり)にまいたことが日本のお茶栽培の始まりと言われているそうです。
旧蒲生郡から甲賀にかけて古い産地が連なり、滋賀県最大の産地「土山茶」はうま味が濃く、二煎目でも深い味わいといいます。「朝宮茶」は日本の五大銘茶の一つですね。東近江市周辺で栽培される「政所茶」は、古来「宇治は茶所、茶は政所」とうたわれていました。
日野町の「日野北山茶」、高島市の「マキノ茶」などもあり、緑茶のほかにお菓子などの科刻印、紅茶など、新たな商品が開発されているといいます。
歴史があり美味しいお茶が取れるのですから、もっと広く知られると良いのにと思います。
お茶は抗殺菌作用を持つカテキンを多く含み風邪予防になるという話もあるので、冬場は小まめに飲むと良いかも知れませんね。一方、お茶もカフェインを多く含みますので、夕方以降にあまり濃いお茶を飲むと睡眠の妨げになることもあるので注意が必要です。