不眠症の分類
- 一次性不眠:不眠を起こす原因疾患がない
- 二次性不眠:不眠を起こす原因疾患がある
二次性不眠(代表的なもの)
- うつ病、躁うつ病など気分障害に伴う不眠
- むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害
- 睡眠時無呼吸症候群
- 身体疾患による不眠など
不眠症のタイプ
- 入眠困難:寝付くまでに時間がかかる
- 中途覚醒:途中で起きる
- 熟眠困難:眠りが浅い
- 早朝覚醒:朝早く目が覚めすぎてしまう
上記のどれか一つのみが起こることは少なく、複数が組み合わさった不眠となるケースが多く見られます。
不眠を自覚した時の注意
不眠を自覚した時、不眠以外の症状を伴っていないかを意識することが大切です。例えば、不眠を治療したいと受診される方の中には、よく聞くと憂うつな気分、億劫感、興味が出ない、楽しく感じられない、考えにくい等といった抑うつ症状を伴っており、実はうつ病であるケースが多いことが知られています。